8月は、講義アップデートの季節。今年は映画『奇跡の教室』から始めます
8月になりました。みなさんにとって8月はどんな季節ですか?
わたしにとって8月は勉強の季節です。
小・中・高のみなさんと同じ。宿題がいっぱいあります。
ちょっと違うのは、自分で自分に宿題を出しているところかな?
なぜ自分に宿題を?
実はわたし、大学でちょこっと講義をしています。ビジネスの論理とか集散離合とか。その講義準備、秋冬のために勉強するんです。というのも…
「考える」ヒントを渡す大学の講義では、講義内容そのものをアップデートしていく必要があるんです。
十年一日の如く、「この講義は、これとこれを解説すればOK!」なんて怠慢は危険です。そんな講義はたちどころに矛先が鈍くなります。
大学に詳しい方はこう反論されるかもしれません。講義の履修は原則1回。だから、講じる者の怠慢は気づかれるはずがない!って。
でも、そう思うのは大変な間違い。現場に立てば、わかります。彼らは同じ講師からの問い掛けを15~30回に分けて聴くわけです。だから「テキストをなぞっているだけ…」「自分の知識を羅列しているだけ…」は簡単に見抜かれます。
会社員的な風景でいうと…そうですね、毎朝、嫌々ながら聞く上司の訓示(他人のお話転写バージョン)に似ているのです。
だからアップデートしないと!
そのためには勉強です。今年なら…
アメリカを講じる人は、両大統領候補の演説内容(たとえば、クリントンさんの主張するアメリカの「分裂」)について自らの見解を表明せざるを得ないでしょう。
流行やマーケティングを講じる人はポケモンGOについて。
農業を講じる人はTPP批准の影響について。
見解を持てるまで勉強するのです。
というわけで、わたしも8月は勉強。スタートは映画「奇跡の教室」(6日よりロードショー)から。大いに刺激を受けて、未知の世界に飛び込もうと思います。