昨夜の話題

stories.を綴っています。 「パンで街をを幸せに」ほか。 大学を少し。tweet名、やじマス。 柴犬が好き。家事まぁまぁ。土日はお休み。

中国の大学事情を観て

就職できるから…と嘘をついて入学者を勧誘する大学スタッフ。
大卒の自分に価値があると信じる若者。
貧乏から抜け出すために借金をして、子を大学に行かせる親。

 

「大学=就職=よい暮らし」を巡って繰り広げられる、三者三様の人間模様。

 

昨夕再放送(NHK・BS1)された、海外ドキュメンタリー「中国 教育熱のゆくえ」は衝撃的でした。注)本放送は2012年11月

 

www6.nhk.or.jp

大卒でも200万人が就職できない。でも大学に行かなければ企業への就職は無理。自分の家は貧乏。企業に就職し、今より楽な暮らしをするために大学に行く。そのために教育は存在する。卒業すれば必ず就職。その点を大学は保証すべきだ。だから高い学費を支払う。欲しいのは大卒の資格、卒業証書だ。

 

ストレートで真剣な気持ちが、番組内で次々と明かされていきます。

 

だから大学は儲かる。大学はビジネスだ。就職できると言えば喜んで願書を出す。教育の中身は関係ない。この方法が中国の田舎では通用する。番組に登場する大学スタッフは、そう言い切ります。

 

大学とは、どういう場なのでしょう? 学歴とは何なのでしょう?
中国の事情を介して、日本に思いを馳せました。

 

学歴は単なる在籍歴。わたしは、そう考えています。この主張は「学歴よ、軽くなれ」に書いた通りです。大学入学時の偏差値=その人の評価 って発想がそもそも誤りなのです。

 

notes.yajima-story.tokyo