昨夜の話題

stories.を綴っています。 「パンで街をを幸せに」ほか。 大学を少し。tweet名、やじマス。 柴犬が好き。家事まぁまぁ。土日はお休み。

UK・EU離脱は騒動で終息 わたしの予想です

UKが国民投票でEU離脱を決めました。これからUK政府はEU離脱後の協定締結交渉に臨みます。

 

EU離脱がUK経済の最優先課題になり、ゴールはEU離脱後の経済成長である以上、EU離脱派のリーダーが首相になり組閣をするのが自然。ですから、キャメロン首相の辞任は当然の流れです。

 

さて、今後の焦点は、EU離脱後の経済成長に絞られます。EUという政治・経済圏を勝手に抜けて「今まで通りのお付き合い」は難しくなるでしょう。一緒に苦労するのが嫌で出て行った相手から「今後も宜しく!って言われてもねぇ~」って思うのがフツウです。

「別にUKから買わなくてもいいんんじゃない?」なる国民感情もEU全体から沸き起こるでしょう。

EUの会合にも出席できなくなり、政策的にも独りぼっちになります。「EUで決まったんだけど、受け入れる?」な外交交渉を強いられる局面も当然、増えるでしょう。

通貨はポンドに戻るかもしれません。では、そのポンド(新ポンド?)はユーロに勝る強さを手にする事ができるでしょうか? ポンド防衛のために世界中のファンドからお金を毟(むし)り取られた金融政策の悲劇、あのイングランド銀行の悲惨が再び繰り返されるかもしれません。

 

EU離脱の深因はUK経済の弱さにあります。弱いのに先進国トップのプライドを持ちたい。この矛盾した国民感情が今回の離脱の選択に繋がっているように見えます。

EU離脱により、他国の支援をせず、移民を排斥し、自国民の事だけしか考えない国と世界から思われたとき、UKはどうなるのか?

 UE離脱交渉の経緯が明らかになる中で、自国をいかに難しい立場に追い込んだか?に、UKの多くの方がお気づきなるのではないか? そう感じています。そもそもの問題はUKにあるのであって、EUにはないのです。

 ですから、今回のEU離脱は騒動として終息する。わたしはそう予想しています。UKはEUなのです。

f:id:tsuduri-te:20160627120356p:plain