昨夜の話題

stories.を綴っています。 「パンで街をを幸せに」ほか。 大学を少し。tweet名、やじマス。 柴犬が好き。家事まぁまぁ。土日はお休み。

無の地から有を築く 次代の教育はこれかも?

たまには大学の話をしましょう。
今、学生のみなさんと「ビジネスを描く」にチャレンジしています。正確にいうと、彼らが描いて、わたしは「こういうタッチは?」と投げ掛けるだけ、なんですけど。

クラスのみんな、この難しいテーマに果敢にチャレンジしています。

ここ数週間、思い付いて確かめ、創って壊し、付け足しては削り…。このプロセスに没頭しています。下のイラストのような世界を生み出そうとしています。そのノテンションは、大学院のディスカッションのよう。実は彼ら、「飛び級」を体験しているんです。

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だから大変だと思います。疲れて、ときには放置したくなることもあるはず。でも、クラス全体の頑張りが刺激となって、新しい景色が見たくて、前へ前へと進んでいきます。みんなでトレイル・ラン…の感じに近いでしょうか。

 

彼らのチャレンジ(:無の地から有を築く)は、アドバイスする側にとっても興味深い経験です。

こうしたクラスを持つと、ビジネスを説くのに、用語や「…とは?」の枠は無くても行ける go to! を確信できます。それは「概念や枠組に実態が従う」で構成されがちな「教科書ワールド」(:教師にとって都合のよい世界)を自ら壊す好機になります。よく知りもしない「成功事例」を振り回す愚行とサヨナラする好機でもあります。つまり、教える側の本当の力が試されるわけです。

こんな認識を抱く組織から、教育の革新が始まる。そんな予感もしています。