未来をイメージ! すると突然、楽しくなる 考えるスタイルの提案
大学でいくつかの講義を担当しています。
マーケティング・コミュニケーションとか、流通システムとか。まぁ、細かい内容はどうでもいいんです。
要は、社会や経済の未来を予想し、その下(もと)で生きる人やビジネスを想像する。そんな時間を、講義に参加する皆さんと創っているんだ。そう、ご理解ください。
そんなわたしの講義の話。大切にしている方向性やデザインについて、昨日、ある方に伝えた話があります。今朝はその事を書きたいと思います。
大学の講義なんていうと、
①何か凄い理論があって、②偉い学者がいて、③教科書があって、④それを学ぶ、
なんてイメージがあると思いますが、わたしの講義は違います。
①未来をイメージするために、②それぞれの知っている現実を交換しよう、③何を交換したいのか、④その方向性をテーマとして示します、
で展開していきます。イラストにすると、下のような感じです。
講義に参加される皆さんに、
「未来は誰にも分からない」
「この分野に絶対的な理論や法則はない」
「歴史は繰り返さない。似た事は起きる」
「現実あっての未来。だから知らないと」
「現実を深く知るには『今まで』が効く」
「さぁ、未来をイメージしよう!」
なんてことを伝えています。みんな、分ってくれます。で、頭をひねってくれます。「今日のテーマ、未来はどうなるんだろう?」って。
ですから、毎回の時間は、とても未来的。
すると、広く社会を学ぶ上で、最も大切なことに気づく瞬間がやってきます。
「そうか、未来は誰かに創ってもらうんじゃなくて、自分が創るものなんだ」
その通り。だから、学ぶんです!