昨夜の話題

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世界の注目は 副大統領候補に

今、世界の注目は、米大統領選挙の副大統領候補に。

なぜ副大統領候補が注目? トリガーとなったのは、トランプ氏人気です。

 

彼は、アメリカ国内の矛盾や不条理を訴え、共和党指名候補になりました。その感性は、どこかに「アメリカさえ良ければ」的な色彩を秘めています。その懸念がニュースとして世界を飛び回っているのは、ご存知の通りです。


あの政治未経験のトランプ氏が大統領になったら…。首脳外交やサミットで何を言うか? 超大国アメリカの威信と威勢はどうなるか? この不安に、これから、トランプ氏は答えざるを得なくなります。その解が副大統領候補なのです。外交や世界経済について多くを語らない彼を支え、アメリカ政治の国際的バランスをとる政治家は誰か? 共和党主流派(いわゆるブッシュ系)なのか? 注目です。

 

一方、民主党指名候補となったクリントン氏。アメリカ初の女性大統領候補とメディアは位置づけますが、そのインパクトはそれほどでもないでしょう。彼女は元大統領のパートナーで、元上院議員で、前国務長官です。みんな、そんな目線で彼女を見ています。彼女は、プロの政治家として、オバマ政権の政治的成果を背負って、大統領選挙に突入します。

 

彼女を取り囲む状況について、もう少し。
オバマ政権とアメリカ議会に対して国民はイライラしています(早く改革しろ。なにをグズグズしてるんだ!という感覚)。このイライラは、アメリカ経済の構造改革に対する渇望から生まれています。この心理がトランプ氏人気を高めたとも言えます。

 

ですから、クリントン氏は経済構造改革について言及せざるを得なくなります。トランプ氏は、実現性はさて置きイメージだけは先に示しました。今度はクリントン氏の番です。トランプ氏のイメージを越えた経済政策を示せるか? 医療制度改革のような制度政策を越えて、アメリカ経済と世界経済に対するビジョンを示せるか? ここがポイントです。だから彼女の副大統領候補も重要なのです。クリントン氏と副大統領候補の視野がともに制度改革だけに向けられるとき、アメリカ国内の失望は大きくなるでしょう。経済政策を語れる民主党の副大統領候補、さて誰が指名されるでしょう?

 

 今朝は、日本と最も関係が深い国、アメリカのこれからを眺めてみました。
以上、わたしの見立て。点と点は線になる。